趣味で始めたサックスですが、上手く吹けるようになりたいのが人情です。
でも、スクールに通う時間もないし、近くにスクールがない地域だってありますね。
安心してください。 独学でも、好きな曲を吹くくらいにはなれます。
趣味で始めた人はプロになろうなんてハナっから思っていません。
プロになるわけではないのですから、自分の好きな曲が自己満足程度に吹けるようになることが一番楽しいですし、長続きのコツでもありますよね。
サックスを独学で吹くのに必要なもの
自分でサックスの練習をするうえでは、どんなものをそろえておけばいいのでしょうか ?
スクールに通えばそこにある備品を活用することもできますが、独学の場合は最低限用意しなければならないものが出てきます。
自分のサックス
これは必需品です(笑)
スクールでは貸し出してくれるところもありますが、独学を選択したのなら無理と言うもの。
そんなに高価な楽器てなくてもいいので、自分専用のサックスがないと始まりません。
サックスを買ったので、「さあこれからどうしよう」と思ってこのページをご覧いただいてるのでしょうから、ここはクリアですよね。
分かり易いと感じる教則本
教則本はいくつも種類があります。
楽器の専門店に行けば、初心者用でたくさん置いてあるはずです。
どんなジャンルの曲を吹きたいか ? は
ひとまず置いておいて、まずは基礎的なことを分かり易く解説してあるものを選びましょう。
あなたがその教則本をぺらぺらと見てみて、文章の表現や写真の写し方が「なるほど、分かり易いな」と感じるものを選ぶのが一番です。
ある程度大きな音が出せる環境
サックス練習での一番の悩みは、その大きな音 ではないでしょうか ?
ご自宅が鉄筋で窓のサッシもしっかりできてたり、省エネ対策で窓が二重構造だったりすれば、かなり音漏れは少なくなると思いますが、隣近所が気になる環境のほうが多いのではないでしょうか。
終始全開で吹くことは考えてないでしょうが、ある程度の大きさで吹かないと練習になりません。サックスはじめ管楽器は息の入れ方と言うのがとても大事だからです。周りに気を使い過ぎて細々と吹いていたのでは、指の練習にしかなりません。
どのくらいの息の量をどの向きに吹き込んでその時の唇の締め具合は・・・
なんてことを体感しながら (難しくないですよ、吹けば誰でも感じるものですから) 練習するわけですが、そのためにもそこそこの音の大きさで吹かないと体感できないんです。
外で吹くならどんなところがいいのか とか、室内で吹くならこんなグッズがあるよ
をこちらのページでも解説してますので、参考にしてください。
自分で調べて学ぶ姿勢
教えてくれる人が目の前にいるわけではありません。
昔のアメリカのジャズプレイヤーのことを想像してみてください。
彼らは等しく貧しい家の出です。
学校なんて行けませんから音符も読めません。
耳で聞いたメロディーを同じように再現していったんですね。
やがてバンドとセッションをするようになると、嫌でも音符を理解できなければならなくなります。
音符はただの記号です。
その法則さえ知れば、誰でも読めるようになれます。
音符が苦手な人は、始めから敬遠するのではなく、ぜひ取り組んでみてください。
あったほうがいい小物
1 チューナーとメトロノーム
ドレミのド なら、この音程ですよ。と言うのを実際に音が出て示してくれるのがチューナー
設定したテンポ (曲のスピード) を刻んで教えてくれるのがメトロノーム
これはねぇ、趣味で勝手に吹いて楽しむんだからいらないよ と言うのもありかもしれませんが、
テンポと音程 というのは、楽器演奏の基本ともなる事柄ですから買い求めてください。チューナーとメトロノームがセットになっているものが2000円~3000円台で売ってます。
少し上手になってきたときに、カラオケ店などで好きな曲を伴奏付きで演奏したくなったときに、これを使って練習してないと、とても合わせられないと思います。
バンド演奏をバックに、サックスのソロを吹く という楽しさは、是非味わってみてくださいね。
2 ネットにつながるパソコン (スマホやタブレット)
教則本では解説してないことはたくさんあります。
練習をしていくうちに、あれはどうやるんだろう ここはどうなってるのかな
たくさんの疑問が出てきます。
知りたいという欲求は、上達の始まりですし、その回答を知ることがモチベーションの維持にもつながります。
インターネットではたくさんの人が、様々な事柄について教えてくれてます。
スクールに行けば先生は一人ですが、ネット上には無数に先生がいます。
音だって聞かせてくれますよ。
3 譜面台
無くてもできますが、あったほうが姿勢が楽です。
そして、もう一つ大切なことは続けることです。
そこで、たった一人でも続けていけるための対策を考えていきましょう。
サックスを独学でも永く続けられるための対策
サックスを始めようと思ったきっかけは人それぞれでしょう。
カッコいい
音が好き
楽器をやってみたかった
友達が始めたらしい
などなど
趣味で始めた以上、楽しまなくては意味がありません。
上手く吹けなくて落ち込んだりイライラしたり、そんなことは必要ないんです。
音が出た 変な音 指がもつれた いつの間にか違う曲になっていた
全部笑って済ませましょう。
上手く出来ないことを嘆くのではなく、
出来てないことに気づける自分は『スゴイ』と思い、自分を褒めましょう。
サックスに触ることを習慣化しよう
買って初めのうちは、嬉しいやら珍しいやらで、毎日眺めたり指を動かしたりするでしょう。
そんな気持ちでいる間に、サックスに触ったり吹いたりすることを毎日の習慣にしてしまいましょう。
思ったより上達せずに『楽しい』まで行かないとそのうちにケースすら開けなくなります。
もったいないことです。
そうならないように、とにかく『サックスに触る』を日課にしましょう。
そのうちに習慣化されて、続けていくことが出来ます。
目標を作ろう
好きな曲は何ですか ?
吹いてみたい曲は何ですか ?
憧れているサックスの音色がありますか ? (プロの○○さんのような音を出したい)
目標を見失うと、自分のしていることに価値を見いだせずに心がしぼんでいきますよ。
褒めてもらおう
これはいくつになっても嬉しいものです。
私がやったことでは、(あまりお勧めできませんが) スクールの体験レッスンに行くんです。
どのスクールでも最初に体験レッスンをやっています。 そこに行くと先生は、ほぼ 100%褒めてくれます(笑)
半分は入会してほしいからいい気分にしてくれてるのでしょうが、そうと分かっていても気持ちのいいものです。 入会しなくても、何かしら今必要なアドバイスをくれたりしますから、近くにあれば行ってみるのもいいと思いますよ。
それからこれは、2~3曲吹けるようになってからですが、公園に行って練習しました。
曲を吹くと、まず小さい子供たちが集まってきます。
そしてその子たちが褒めてくれます。
私がやったときは、子供たちがその辺のお花を摘んできて私にプレゼントしてくれました。
初めは心臓が破裂するくらい緊張するものですが、ほかの人たちは意外と勝手に過ごしてます。
やってみるといいですよ。
以上、サックスは独学でも曲くらいは吹けるようになるということを書いてきました。
音色や細かい技術はさすがに先生につかないと難しいですが、コンクールに出るわけでないのなら、ずっと独学で楽しんでもいけます。
毎週とか定期的に通うスクールがほとんどですが、不定期に先生と日程を合わせて一回いくら の個人レッスンもそこそこの安さで行っている先生もいますので、必要を感じたら探してみるとステップアップになりますよ。
大丈夫 ! そのうち晴れますから
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