結論から言うと、吹けますよ !
自分の唇を震わせて音を出す金管楽器 (トランペットやトロンボーン) と違って
『リード』という、震えてくれるものが付いてるからです。
実は金管楽器奏者にバカにされてるサックス
こんな話があります。
ある、プロのトランペット吹きがサックスのことを、こう言い放ちました。
「サックスはよ、マウスピースを鼻のところに持ってきて「フンーーーーッ」と
息を出したら鳴るんだからよ 簡単だよ !」
まぁ確かにそれくらい音を出すのは簡単ですが、
そこまで馬鹿にされたくはありません。
とは言え
音を出すことだけでも大変な管楽器の中では、異色と言えるくらい簡単ではあります。
サックスの初心者でも、とりあえず音は出る
実は管楽器ですぐに音が出るというのは、凄いことなんです。
だからこそ、苦労して音が出るようになった、ほかの楽器の奏者からは
バカにされがちではあるのですが、簡単な事に越したことはありませんよね。
マウスピースに先ほど書いた”リード” と呼ばれる葦でできた薄い板をくっつけるんです。
くっつけるのは接着剤じゃないですよ。
リガチャーと呼ばれる専用の器具で取り付けます。
そのマウスピースをネックに取り付けて
ネックをサックス本体に取り付けて
マウスピースに思いっきり息を入れてみましょう。
吹けばいいんです。
口や唇の形なんて気にしないで、とにかく「ブゥーーーー」と吹き込んでみましょう。
どうです ?
音色はともかく、音は出ますよね。
この、音を出すだけで大変な楽器ばかりなんですよ。
ですので、初心者向けの管楽器と言ってもいいと思ってます。
今の段階での音は、
サックスと言うより ロバの泣き声 ですよね(笑)
サックスの初心者にも、指使いは簡単なの ?
サックスってたくさんキー(ボタンみたいな押すとこ) がたくさんあって、
とても難しそうですよね。
数えてみると指の数より多いし、こんなの困ります。
小学校の頃を思い出してもらえますか ?
リコーダー吹きましたよね。
「吹いたことないよ」って思いました ?
リコーダーと言うのは、たて笛 のことです。
みんな吹かされましたね。
その当時の上手い下手は関係ないですよ。
サックスの指使いは、なんと あの リコーダーと同じなのです。
ハードル下がりました ?
すぐに音が出て、指使いはリコーダーと同じ・・・
吹けるようになりそうな気がしてきませんか ?
サックス吹くのに、楽器を買わなきゃだめ ?
学校の部活ではないのですから、何とか手に入れたいものです。
大手のスクールに通うと、中にはレンタルさせてくれるところもあるようですが、
趣味で吹きたいのであれば、自分の楽器を手にする喜びも趣味のうちですね。
楽器屋さんに行くとある店員さんは、
「慣れないうちは高い楽器は吹きにくいですよ」と言い、
ある店員さんは、
「値段の高い楽器は、吹きやすいです」と言います。
どっちが本当なのでしょうか ?
私の経験からすると
高い楽器は吹きやすい・・・です。
最初私は 4万円くらいのサックスを買いました。
それでも大喜びしました。
自分のサックスですから。
そりゃあ、一生懸命に練習しましたよ。
やがて少しだけ曲が吹け始めると、別の楽器屋さんに行って
他のサックスを眺めたくなるんですね。
そのうちにショーケースから出してもらって
そのうちに試奏室で吹いたりして
ある程度の値段の物を吹いてみると
「吹きやすい !」
息の入り方が全然違うんですね。
キーを押すだけで、息を入れなくても管が振動して音階が出るんです。
「え゛~ こんなに違うんだぁ」 が、正直な感想でした。
とはいえ、高い買い物です。
まずは本当に自分でも音が出るのか
実際に吹いてみて、息が苦しくないか
ストラップで首から下げるが、重くて首が痛くならないか
続けられそうな趣味なのか
そんなことの確認に、何十万円も出す必要ははありません。
比較的簡単に手の届く金額のサックスから手に入れて、
自分に合う趣味なのかを
いろんな角度から体験して確かめるといいですよ。
最初は、安い楽器から始めて
調子が出てくるようなら、いいものを手に入れればいいのかと思います。
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