サックスの教室に通ったら発表会があった

サックスを吹こう

教室に通い始めると、いろいろなイベントをやっています。

生徒を飽きさせないための物や頑張るための目標づくり、やりがいを見つけてもらうなどがその目的でしょう。

その中でも大きなものが、『発表会』というものです。

発表会とは

そもそもレッスンとかスクールとか○○教室とかに通ったことのない人にとっては、発表会が何なのか どんな雰囲気なのか 何もわかりませんよね。

ある日、いきなり先生から「〇月〇日に発表会がありますから、そこに向けて練習頑張りましょうね ! 」と言われて、??? となるわけです。

で、発表会って何よ ?  となるのですが、簡単に言うと 先生たちや生徒たちの前で演奏する のです。

“たち” と書いたのは、他の先生に教えてもらってる人たちもすべて同時に参加するからです。

個人の先生に教わっていれば、その先生の生徒さんだけの集まりとなるでしょうが、例えば楽器屋さんが主催するスクールなんかだと、サックスだけでも複数の先生がいて、コースもサックス、トランペット、ドラムス、フルート、オルガンやピアノなどなど。

その全部が集まってきますので、結構な人数になります。

場合によっては大きな会場を借りることもあるようです。

かなり、ドキドキします。

知らされた日から、ずっと心の負担になります。

でもね、参加しないといけないものなので、嫌だいやだと言い続けてもしょうがないんです。

ならば、「頑張るしかない」ということで、少しでも上手く演奏できるように練習することになりますね。

 

発表会用の練習

私は複数の教室に通いました。

なので、複数の発表会を経験したのですが、どこの教室でもその日が近づくと『発表会用の練習』を始めるんです。

普段の練習と発表会用の練習は違うの ?

違うんですよ。

先生やその教室によって、普段の練習の進め方は違うのですが、発表会用の練習は、その曲ばかりを練習することになります。

その中で、どうしてもできないフレーズに必要なテクニックを繰り返し練習したりするんですね。

普段はある曲の練習であったり、タンギングの練習であったり、スケールレッスン(ドレミファソラシドをいろいろなキーで吹くこと) であったりするのですが、この時期にはとにかくその曲に関する練習だけになります。

発表会では先生も評価されるので、先生も生徒さんが吹けるようになるのに一生懸命になるんですね。

発表会で曲を吹く際は、自分のペースではありませんよ

カラオケの伴奏に合わせることがほとんどです。

結構難しいです。

難しいけど、せっかくなのでみんなには上手に聴かせたい。

そこで、なのですが発表会用の選曲がとても大事になってきます。

発表会用の曲選び

たいがいは、先生がいくつか候補を決めていて、その中で選ばせたりします。

生徒さんの実力の程度がバラバラなので、ほんとの初心者さんには曲を選ぶなんてレベルに達していない人がいるのも事実です。

ですが、このタイミングは急速にレベルアップできるチャンスの時期でもあります。

 

先生が挙げてくる候補の曲は、初心者に吹けるような『定番』の曲がほとんどです。

発表会で他の生徒さんの発表曲と被ることが多々出てきますよ。

ぜひ、自分で吹きたい曲を選びましょう。

楽器屋さんに行って、サックスの曲集を買いましょう。

その中からいくつか選んで、先生に相談しては如何でしょうか ?

「どうしても吹きたいし、吹けるようになりたい !」と言う意思を先生にアピールしましょう。

よほどのハイレベルな曲でない限り、先生もその情熱を前にして「ダメ」とは言いません。

 

選び方ですが、私としては、

① 曲の音域

② 速すぎず遅すぎず

③ 自分がよく聴いたことのある曲

この三つで選びます。

 

① 曲の音域

サックスを吹き始めるとわかりますが、自分の得意な音の高さと言うものが出てきます。

これは不思議なことに、聞いている人の耳にも “耳障り” な音ではないんです。

少なくとも、顔をしかめなければ出せないような高い音や低い音が含まれている曲は、やめておきましょう。

本当の実力より下手だと思われます。

② 速すぎず遅すぎず

これは、曲のテンポのことです。

速い曲は指が大変です。

なんせ、カラオケの伴奏に合わせるのですから、実際にテレビやラジオ、CDで流れていたのと同じテンポで吹くことになるからです。

息継ぎだって、間に合いませんよ。

では、遅い曲ならいいのかってことですが、遅い曲 ゆったりした曲は、音の悪さ、一定の強さで吹けてない、などがばっちりわかってしまいます。

みんなが聴いています。

聴いている人たちは全くの素人ではありません。

発表会なのですから、少しでも上手に吹きたい と言うか、粗を隠したい ですよね。

なので、指使いは簡単にはなりますが、テンポの遅い曲も避けたほうがいいと思います。

③ 自分がよく聴いたことのある曲

サックスでもほかの楽器でもそうですが、自分で唄える曲は演奏できる と言われます。

唄うためにはよく聴いたことがないとだめですよね。

聴いた曲で自分でも歌えるなら、サックスでの演奏との違いが一人でもわかります。

「どうしても、ここのフレーズが違うなぁ」

この感覚って、とても大事です。

違いが分かれば、本来の感じになるように自分で修正できるからです。

その修正が上手く出来ないなら、それこそ先生に聞くことが出来ますね。

有効な質問が増えれば増えるほど、上達が早くなります。

実際の練習

曲が決まったら先生と二人三脚、”死なばもろとも” の気持ちで進みましょう。

先生の指導法もありますが、教室に来る前にカラオケの伴奏に合わせて、何度も声を出してメロディーを歌いましょう。

歌うと言っても歌詞ではありません。

パァーパッパァー でもいいですし、フンーフンーでもいいです。

そしたら一度吹いてみましょう。

これを読んでいる人でしたら、最初から伴奏に合わせることは出来ないと思いますので、まずは自分のペースでゆっくりと吹きましょう。

1小節ずつでもいいですし、4小節ずつでもいいです。

ゆっくりでもいいので、自分の声で鼻歌で歌った感じになるようにサックスを吹きましょう。

一つひとつを積み重ねればできるようになるというのは、サックスでも同じです。

先生から「じゃあ、伴奏付けてみましょうか ?」の言葉を引き出せたら、もう合格です。

回数を重ねるごとにスムーズに上手に曲らしく吹けるようになります。

出来れば ですが、その曲の歌詞の情景を頭に描いて演奏すると、さらに上手になれます。

発表会で、定番の曲をたどたどしく吹く他の生徒さんとは、異次元のレベルに達っしているはずです。

 

いよいよ発表会

みんな緊張しています。

緊張のために黙っている人、やたらと話しかける人、様々です。

みんなの心にあるのは、「早く自分の番が終わればいい」

これだけです(笑)

最初のうちは、他の生徒さんの演奏を一生懸命に聴いてますが、だんだんどうでもよくなります。

後半になると、ほとんど誰も聴いてません。

上手でも下手でもそれほど聴いている人たちの表情に変化ありません。

冷静に見ていると、同じ曲が目立つことが分かります。

先生お勧めの定番曲を受け入れてしまった人です。

同じ曲だと、どうしても比較されやすくなりますし、いかにも初心者って感じに見られますよね。

たとえ誰も聴いてなくても比較されるのは嫌です。

 

自分の順番が来てみんなの前に立ちます。

みんなの顔を見てください。

顔がほころんでほほ笑みを浮かべている人は、自分の発表が終わった人です。

怖い顔をしている人は、まだこれからの人です。

面白いですよ。

 

練習方法を発表会式に変えたほうがいいのでは ?

そんなこんなで、当日までには何とかその曲を吹けるようになるのですが、毎回思うことがあるんです。

それは、『普段から曲を決めて一曲一曲を集中して練習したほうがいいんじゃね ?』ということです。

その曲一曲をまともに吹けるようになるために、必要な基礎練習がたくさんあります。

一曲吹けるようなれば、たくさんの基礎練習をしたことになるんですよ。

息の練習、指の練習、タンギング、スラー、伴奏に合わせる耳の練習、テンポを一定に などなど

その一つ一つを単独で練習するよりも、ずっと楽しく目的感を持って練習できます。

でも、なぜか普段はそこまで一つの曲に拘ることはしません。

不思議なことですが、どこも同じでした。

普通は発表会は年に一回ですが、自分の中で年に3回とか4回とか勝手に発表会だと決めて、吹きたい曲を先生に言って、その曲を吹けるようになったほうがいいと思います。

伴奏なしで、自分のペースで何かしらの曲を吹くのはそんなに難しいことではありません。

ゆっくりゆっくり吹いてもいいのですから。

ですが、発表会のようにカラオケの伴奏が流れていて、その速さに合わせて一曲吹くのは難しいですよ。

間違えてもカラオケ伴奏は待ってくれません。

伴奏だけがどんどん先に行きます。

カラオケ伴奏に合わせて途中から再度加わる技術も必要になります。

伴奏に合わせて吹けるというのは、実は素人にとってはすごい進歩なんですね。

そんな感じで吹けるようになった曲が、5曲 10曲とレパートリーが増えるころには、かなり上手になってると思いませんか ?

これし、どこかへレッスンに行かなくて、独学で練習する場合にも言えますよね。

せっかくの発表会での体験や考え方、

一度、取り入れてみることを検討してみてはいかがでしょうか ?

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