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老いへの対応と介護の仕事

誰だって老いる自分を受け入れたくない

 

 

老いていく自分を受け入れたくないがために

 

人はストレスを抱え、余裕をなくし、怒りっぽくもなります。

 

知らず知らずのうちに周りの人に迷惑もかけていきます。

 

そうなりがちな人には3つの特徴があります。

 

 

1. 以前の自分の優れたところにしがみついている

 

2. 老いた人のイメージと自分をだぶらせたくない

 

3. 人に手を貸してもらうことに抵抗がある

 

 

 

1. 以前の自分の優れたところにしがみついている

 

人間と言うのは生きてきたことを

 

他人から認めてもらいたいし

 

経験や業績 (大したものでなくても) を自慢したい。

 

人を褒めるより先に、自分の話を聞いてほしいものです。

 

 

自分の過去に人に誇れるような業績を持っていた人ほど

 

過去に周りの人から認めてもらったことがある人ほど

 

周りから可愛がられ、ちやほやされた経験がある人ほど

 

自分の中からその要素が無くなることを恐れます。

 

つまり、過去の優れていた自分にしがみつくんです。

 

その結果、老いてかけ離れた自分になる事に抵抗が出ます。

 

 

 

2. 老いた人のイメージと自分をだぶらせたくない

 

それでも人は間違いなく歳をとり老いていきます。

 

膝を伸ばして背筋をピンとして

 

顎を引いて大股で歩く方がカッコイイです。

 

 

足が上がらなくなり

 

背中が曲がり

 

小股になり

 

小刻みに歩数が増えて

 

見た目もしわが増え、目の下が膨らみ

 

動作が遅く、レジでは人を待たせます。

 

人の名前は出て来なくなり

 

伝えたいことを話したくても妙に時間がかかります。

 

 

一般的には、そのようなことは老人独特の状態であり

 

ある意味、バカにしたくなるような現象でしかありません。

 

 

そんなのと自分が同じなんて、考えたくもないんですね。

 

 

 

3. 人に手を貸してもらうことに抵抗がある

 

何でも自分で出来たと感じている人ほど、助けを嫌がります。

 

 

座っていて起き上がろうとしているところに手を差し出すと

 

怒りだしそうな表情で拒否する人がいます。

 

電車やバスで、席を譲ってもらっても座ろうとしない人がいます。

 

 

その人にとっては

 

手を貸してもらう = 老いた事を認める

 

なんです。

 

 

『決して人の手は借りないぞ』と言う人も手ごわいですよ。

 

頑固 と言う点でね。

 

 

 

ここに挙げた3つの特徴は、

 

いずれも 自分はまだまだ若いと思っていたい気持ちの現れなんです。

 

老いそのものを受け入れたくないのですよね。

 

 

その結果、今の自分を見られると嫌なので

 

若い頃のようなチャレンジ精神を抑え込み

 

やりたいことも控えて、口数少なく、深く考えてるような顔をし

 

当たり障りのない人付き合いとなっていくのではないでしょうか。

 

 

老いを受け入れない という事は

 

自分に殻を作って、周りから見えないようにして

 

自分を見せまいとする、他人との間に壁を作る事に

 

なってしまうと思えるのです。

 

 

仮に、60歳くらいの時に

 

「なんか 最近私は・・・」

 

と、そんな自分になっていることに気付くとします。

 

今の時代 残りの人生は、あと20年くらいあります。

 

生まれた子が成人するくらいまで残っているんです。

 

 

日頃、そんな不自然な無理をしていて

 

さて、残りの人生は

 

楽しい人生でしょうか ?

 

老いが自然なら、素直に受け入れよう

 

ジムに通って体を鍛えれば、

 

いつまでも筋力は保てるでしょう。

 

一方で、何にも鍛えてない人が

 

結構長生きしてたりします。

 

ヘビースモーカーのすべてが短命なわけでもありません。

 

 

何が言いたいかというと

 

自然に逆らわない方が良いよね、

 

ってことです。

 

 

身体が衰え始める時期も、痴ほうになる時期も

 

人それぞれです。

 

人それぞれですが、程度の差はあれど 必ず来ます。

 

 

それが自然なのであれば、

 

「あぁ、そろそろ来たか」

 

「無理はしないで、相応に楽しもう」

 

 

『老い』をそんな風に思ってみては如何でしょう

 

 

それを

 

「俺は認めないぞ」

 

「まさか私が ? そんなはずないわ」

 

 

なんて思ってしまうから、

 

しまっておいた無駄なプライドが余計に出てきて

 

自分を不自然にしてしまうんですね。

 

 

真っ直ぐに伸びている木を

 

曲げようとすれば、折れます。

 

 

自然な老いを認めまいとすれば

 

精神的にも病んでくるでしょう。

 

 

レジで、焦れば焦るほど

 

財布の中の小銭を摘まめなくて

 

時間がかかってしまい、冷や汗をかきますね。

 

 

俳優の名前が出て来なくて、

 

言葉の続きを待っている相手の表情に狼狽し

 

心臓にも負担がかかってきますよ。

 

 

これだけ高齢化が進んだ社会です。

 

つくろっていても、みんなお互いに分っているんてす。

 

 

老いを受け入れれば、それだけで人生は楽しくなる

 

老いを感じた時に、

 

老いを受け入れるという事は

 

自分を好きになる という事です。

 

 

今の私そのものを受け入れて、

 

好きになるという事です。

 

 

とは言え、老いを受け入れるという事は、

 

とても勇気のいる事です。

 

 

でもいったん受け入れてしまえば、

 

動作に時間がかかっても、前ほど焦りません。

 

自分が認めれば、

 

相手は『認めたあなた』を認め、寛容に時間をくれます。

 

 

その間には愛情が通い、心地よい人間関係が生まれます。

 

そして心からの親切心で、良きアドバイスももらえるでしょう。

 

 

心から、手を貸してくれるかもしれません。

 

恥じ入る必要のない申し出となるはずです。

 

 

自分に老いが訪れたと受け入れたなら

 

強い運動や急な動作で、無理をしなくなります。

 

見栄を張る必要が無いからです。

 

つまらないストレスから解放されるという事です。

 

 

今の私の事を好きになり

 

私の今に自信を持ち

 

誇らしく生きる事が出来たら

 

どれほど素晴らしいでしょうか ?

 

 

どれほど自由を感じるでしょうか ?

 

老いを受け入れた時から人は若返る

 

老いを受け入れることのできない人の3つの特徴、

 

1. 以前の自分の優れたところにしがみついている

 

2. 老いた人のイメージと自分をだぶらせたくない

 

3. 人に手を貸してもらうことに抵抗がある

 

 

このどれかに思い当たるなら

 

老いを受け入れてみることで、多くのストレスから

 

解放されるはずです。

 

 

 

考えてみれば、今までの人生は

 

ストレスの連続でした。

 

そうですよね。

 

 

特に人間関係。

 

人間関係のストレスは、

 

よ~く考えてみると、

 

自分のエゴが原因なんです。

 

 

ありのままの自分、ありのままの環境を

 

受け入れることができなかったが故の

 

エゴですよ。

 

ストレスが多かったのではないですか ?

 

 

老いていく自分を受け入れるという事、

 

それは、人生最大の受け入れがたい自分を

 

受け入れるという事ですから、

 

考え方や物を見る目線、やりたいことに向かう素直さ

 

すべての考え方や姿勢に

 

無理が無くなります。

 

 

人生で一番、ストレスから解放されるかもしれません。

 

 

出来ないものは出来ない。

 

出来る物しか出来ない

 

当たり前ではありますが、その心の在り方が、

 

老いを受け入れなかったころよりも

 

若さをもたらしてきます。

 

 

見栄を張る必要がない分、

 

わくわく、ドキドキも とても自然です。

 

自分が自然体でいられるんです。

 

 

「〇〇さん、近頃 若いね !!」

 

って、言われるかもしれませんね。

 

 

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