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介護の仕事と認知症

物忘れが激しいだけ ? それとも認知症になったの ?

 

親はいつまでも尊敬していたい存在です。

 

何でも教えて欲しい存在です。

 

寄りかかっていたい存在です。

 

そんな頼りの親の言動がどうもおかしい。

 

 

同じことを何度も聞く

 

些細なことですぐに怒る

 

すぐに忘れる

 

会話が繋がらない

 

 

 

「あれっ」 って思う時 ありますよね。

 

 

人は誰しも歳をとると物忘れが始まります。

 

そしてその度合いはどんどんひどくなるものです。

 

 

『物忘れ】 と 『認知症』

 

イメージとしては、この差は歴然としてます。

 

 

自分の親ですもの

 

実際には『物忘れ』がひどくなっただけなのか

 

あるいは『認知症』になってしまったのか

 

確かめたいと思いませんか ?

 

 

 

簡単な例でいうと

 

『物忘れ』 何を食べたか思い出せない
『認知症』 食べた事そのものを忘れる

 

『物忘れ』 買い物で何を買いに来たか忘れる
『認知症』 外出した理由を忘れるor居場所がわからなくなる

 

 

やっぱり これだけじゃ分らないですよね。

 

そこで確かめるすべを、調べてみました。

 

 


確かめる方法ってあるの?

 

 

自分の親の様子が 「あれっ?」 って感じた時に

 

ただの『物忘れ』なのか『認知症』なのかを確かめる方法として

 

 

 

一つは各地域にあるはずなのですが、病院の『物忘れ外来』

 

というところで検査をしてもらうことです。

 

当たり前すぎましたね。

 

でもこれが一番安心ですし、信頼性も高いですよ。

 

 

 

二つ目は、医者に行かずに自分で ( ある程度を ) 確かめる事です。

 

説明しますね。

 

 

長谷川式認知症スケールと呼ばれるもので

 

大きく9つの設問に分かれています。

 

①今の年齢を言わせてみる

 

②今日の日付を言ってもらう

 

③ここがどこなのか聞いてみる

 

④3つの単語、( 桜・猫・電車 または 梅・犬・自動車 )を順番に暗記してもらう

 

⑤数字を使った簡単な計算をやってもらう

 

⑥紙に書いた3ケタの数字を逆から読んでもらう
  正解したら次は4ケタで

 

⑦ ④で暗記した単語を復唱してもらう

 

⑧5つのアイテム(タバコ、ペン、腕時計など)を順番に見せ、
  後で さっき見せた物を思い出してもらう

 

⑨たとえば野菜の名前などをできるだけ多く答えてもらう

 

 

それぞれにいくつかの設問を設け、

 

それらに対し答えが正解ならば1点、

 

間違えたり答えられなければ0点となります。

 

その点数を全部足して30点満点中20点以下の場合、

 

認知症の可能性が高いと言えます。

 

 

30個の問題を作るも大変ですが、

 

2/3の正解が目安 ということになります。

 

 

ただしこれは、一般の高齢者から認知症のある人を

 

スクリーニング(ふるい分け)することを目的にしたもので、

 

これだけで認知症かどうかを診断することはできません

 

ですので正式に確定かどうかは、専門医の診察が必要です。

 

 

 

また、WEB でも同じような内容を確かめられるようにしたサイトがあります。

 

認知症予防協会「認知症自己診断テスト」

 

 

 

やってみて、やっぱり疑わしい ( 認知症っぽい ) となれば

 

早期に病院なり、地域包括ケアセンターに連絡することをお勧めします。

 

 

 

それでは

 

はっきりと『認知症』という診断が下ってしまった方の

 

日ごろの症状とは実際にはどんなものがあるのでしょうか

 

 


施設での認知症利用者さんたちの様子

 

 

私はグループホームという施設で介護の仕事をしています。

 

 

グループホームというところは、認知症の方しか入れません。

 

グループと言うだけあって、

 

1ユニット9人で共同生活をするところです。

 

共同生活とは言っても皆さんは認知症の方ですので

 

一般的な共同生活の感覚とはかなり違ってきます。

 

 

 

認知症の方の日ごろの様子をいくつかあげますと

 

・同じ話を繰り返し、何度も 話す。

 

・何度も同じ質問を繰り返す。

 

・時間がわからなくなる。

 

・食事をしたことを忘れる。

 

・トイレに5分おきに行く。

 

・聞いたことを数分後には忘れている。

 

・夜中に急に唄いだす。

 

・喜怒哀楽が大きくなる。

 

・目的もなく歩き回る。

 

・失禁

 

・会話が繋がらない。

 

・部屋を散らかす。

 

・ティッシュやトイレットペーパーを集める。

 

・急に怒って殴りかかる。

 

 

 

などなど、認知症の程度にもよりますので、

 

ひとくくりには出来ませんが

 

実に様々な症状があり、対応には目が回ります。

 

( 専門的には中核症状と周辺症状に分けられます )

 

 

 

とはいえこの方たち、言葉が通じないことがあっても

 

私たちがどんな気持ち、どんな態度で言ったかを、

 

敏感に感じ取ります。

 

 

言葉の嘘は、必要に応じて使わせてもらってますが、

 

心の嘘は、すぐに見抜かれます。

 

しかも人生の達人ばかり。

 

たとえそう感じても、わかってないふりを続けます。

 

 

そういう意味では、とても怖い方々です。

 

それだけに、真心が通じた時には、

 

ものすごくいい、暖かい笑顔で包んでくれます。

 

 

そうなんです。

 

『認知症』 という診断を受けただけで

 

間違いなく、一人の ヒト なんです。

 

 

 



 
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