サックスのリペア 人によって技術はまちまち

サックスを吹こう

サックスという楽器は、とてもデリケートです。

定期的な調整をしないと、いつの間にか音が出にくくなったり音程が狂ったりもします。

買ったお店でいいので半年くらい経ったら調整に出してみよう

リペアさんは、楽器の修理や調整をしてくれる技術者さんです。

サックスでいえば、キーを押したときに担保が穴をちゃんとふさいでないと、

その音が出にくくなります。

ひどい時にはほかの音程の音にも影響が出てきます。

普通にケースにしまっているのに、特別振動を与えた記憶もないのに、

半年経ってリペアさんに持っていくと、たいがい調整が始まります。

管の中に電球を入れて光らせてみると、閉じたはずのタンポに隙間があったりしたら、

光が漏れますよね。

光が漏れるということは、スキマが開いているということなので、ちゃんと閉じるように調整します。

タンポもやがては劣化して弾力が無くなります。

弾力がなくなって硬くなると、穴の微妙な形状に対応できなくなって隙間が空きます。

そんな状態のタンポを見つけたら、交換してくれます。

どこかにぶつけて管に凹みが出来ていても、内側から上手に叩いて凹みを直してくれます

キーのバネが硬くて小指でのキー操作がきついなんて相談したら、キーのバネを弱くしてくれますよ。

このように、楽器を楽しむ人にとって、リペアさんはとっても頼もしい存在なんです。

ですので、最初は右も左も分からないのですから、リペアさんが常駐している楽器屋さんで購入することをお勧めします。

楽器屋さんによっては、毎月一回楽器の無料点検をしてくれるところもありますよ。

少しでも仲良くなった楽器屋さんに診てもらえたり修理してもらえると、気が楽ですよね。

リペアさんでこんなに違う

リペアという仕事は技術です。

皆さん専門の学校で技術や知識を学んで試験に合格して、世の中で活躍しておられます。

どの分野の技術者さんもそうですが、人によって料金によって、その技術力には差があります。

たくさんの楽器をお店で売ってるレベルまで引き上げる

リペアさんで多くの方は、この役目をこなしています。

大手の楽器屋さんでは、サックスに限らず様々な楽器がたくさん売れます。

それらの楽器を調整・修理するのは大変な仕事です。

毎日、次から次に予約が入っており、それを無事にこなしていく能力が必要です。

楽器全般の幅広い知識も必要です。

数を処理する必要からか、一定レベルまでのリペアまでしかできないこともありますし、

それ以上の経験もなかなかできず、奏者の細かい要望に応えることが難しい方もおられます。

一つの種類の楽器をプロの要望に応えるレベルで調整する

サックスならサックス専門です。

一人か二人でやってることが多いです。

一台の楽器にそれなりの時間をかけますので、完全予約制です。

料金も高めです。

その代わり、プロの奏者の細かいニュアンスの領域にまで、調整できる技術をお持ちです。

 

こんなことがありました

私のサックスは、中音域のラから上の音が、なんとも軽薄な音質になるんです。

私の技術の足りなさももちろんありますが、吹いていて気になってしまって

楽しくないんですね。

買ったお店に持って行って症状と私の思いを伝えました。

もちろんリペアの資格を持った方です。

「あぁ~、それは楽器の個性なんですよね~」

つまり修正できないよ  自分の吹き方でカバーするんだよ と言われているわけです。

そんな技が私にあれば、悩んだりしませんよね。

それで、当時習っていた個人レッスンの先生に話しましたら、

「もし良かったら、私がいつも出してるリペアの人に見てもらったら ?」

って言ってもらえて。

もし良かったら って言うのは、言葉の通りの意味以外に

場所が遠いし料金も高い という意味もあると思いました。

それで、そこに予約して行ってみたんです。

「どうして ウチを知ったんですか ?」

「実は、〇〇先生に習っていまして、紹介していただきました」

「あぁ、そうだったんですね」

で、おもむろに私の楽器をケースから取り出して、全体を細かく見て、

「ふ~ん」

ていって、ばらばらに分解し始めたんです。

2時間近く世間話をしながら組み終わりました。

吹いてみてください。

下手がばれるので嫌でしたが、吹きました。

中音域のラから上の音、厚い音色に変わっていました。

私は、楽器の気になるところや私の不満の話は一切してません。

私は言いました。

「持ち込んだ理由を何も話していないのに、どうしてわかったんですか ?」

その方曰く、

「私の仕事は、その楽器を本来の姿に戻してやることです」

「プロの方の要望は別ですが、基本持ち主の感覚なんて訊いたりしません」

こう言っては何ですが、購入したお店のリペアさんとはかなりの違いを感じました。

聞けば、たくさんのプロのプレイヤーの楽器を契約しているそうです。

そういうレベルのリペアさんばかりでは、李本中の楽器の調整修理なんて捌けませんから

上手にすみ分けが出来ているのでしょうが、奥の深さに驚きもし、感動したひと時でした。

普段はお店でリペア、でも大事な時のために、こういう方と知り合いになっておくのもいいですよ。

 

 

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